一昨年（2018年）の西日本豪雨に続き、昨年（2019年）も、台風15号、19号など多くの自然災害が発生しました。これらの災害によって亡くなられた方、被災された方に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

 

　さて、この度、日本医療マネジメント学会岡山支部会第24回学術集会を岡山労災病院が担当させていただくことになりました。伝統ある本学術集会をお世話させていただきますことは、当院にとりまして大変光栄なことであり、関係者の皆様に感謝申し上げます。

 

　ご存知のように、2018年6月に働き方改革関連法が成立し、一般労働者では2019年4月から時間外労働の上限規制が導入されました。医師は、医療の特殊性が考慮されて上限規制の適用が5年間延期されましたが、上限規制の内容は概ね固められました。そこで、今回のテーマを「医療従事者の働き方改革」とし、岡山県内における進捗状況、問題点などを議論することにいたしました。

 

　一般演題・要望演題には、合わせて12演題の応募がありました。また、クリテイカルパス展示演題には２演題の応募がありました。多くの応募をいただき感謝申し上げます。特別講演として、厚生労働省医療労働企画官の安里賀奈子先生に「医療を未来へつなぐために、医師の働き方改革　—No Change, No Future—」と題して講演していただきます。シンポジウムは「働き方改革の現状と課題」のテーマで、４人のシンポジストに発表、討論をお願いしています。ランチョンセミナーはテルモ株式会社様のご支援を得て、「医療関連感染をめぐる諸問題とより効果的な制御を目指して」のテーマで、山形大学医学部附属病院感染制御部部長、森兼啓太先生のご講演を予定しています。

 

　多数の皆様のご参加をよろしくお願い申し上げます。

日本医療マネジメント学会岡山支部会第24回学術集会 会長
岡山労災病院 院長　三好新一郎

日本医療マネジメント学会
岡山支部会第24回学術集会 会長

岡山労災病院 院長
三好新一郎